すきやきっちのコンカフェ総論(2025年版)  ― 右派側な店の全体論。  


まえがき

大須コンカフェの人達は一部の店を「ガルバもどき」等と水商売のように言っていた。
風紀の悪さや金銭重視度において自分達とかけ離れた人達のことだ。
その基準は勢力毎に異なり、まぁ、左派の人達は極端な例だけを抽出して他派全般は同様だと決め付るようなな詭弁だったが、中道の人達には妥当な線引きが有った。


キャスト同士の友好関係も凡そ分かれ目が有った。
それは転生した場合も同様で、「あちら側」に移ったキャストは別者扱いされていた。
「あちら側」は水商売的な店だけでなく「治安の悪い地区の個人の居酒屋的な店」や「シーシャ屋のような自称コンカフェ」もだった。
客の重複も同様で、「あちら側」の客の中道のコンカフェとの兼用はほとんど見かけなかった。


「ガルバもどき」は実際には業種や常識等が異なる者達の混成だ。
彼らの中では互いに別物で、常識の多くも異なった。

◇システムの土台は水商売側で、統制も義務も報酬も水商売並みに高い店。
◇システムの土台はコンフェだが、惰性で水商売的に流れたような店。
◇見た目上は萌え可愛い店だが、資本主義性の露骨さが度を越しだ店。
◇治安の悪い地区の馴合いが濃い業態、居酒屋やシーシャ屋。

だが、他派視点では同じような立ち位置で、金銭や風紀等の面での相容れない価値観は共通していた。 


見た目で判断しないように

例えば「めいどりーみん」と「あっとほぉーむカフェ」は見た目もサービス内容も似ているが、資本主義性は両極端だった。
前者は露骨な資本主義だった。
まずキャストの素行だが、客の方が多くてもアミュ入れた客に複数で群がって囃し立て(それを周囲全般に見せつける)、口を開けば営業的な台詞ばかりで美味しい客で無さそうな態度をすると1秒以内にそっぽを向く位(それ位に判断に迷いが無い)。
メニューは30万円以上のシャンパン数種を常設し3万円位のオリシャン等の促進はイベント等の例外でなく常設、現場での態度は、まぁ、この品揃えから察して。

後者は資本主義性を抑制するようなシステムだった。
まずポイントカードのランクが金額ではなく来店回数に依存する、そのため財力の差は付きにくいどころか暇有金無しが適する。
アミュを入れても別の場所で書き、アミュによる直接的な効果は乏しかった。


他の例、栄の「ANGEL BABY」と大須の「らぷしゃとー」は見た目と実情が正反対だった。
前者は見た目は水商売に思えるかもしれないが、全体的に派手で露出が好きなのが多いだけだ。
下ネタや接触等の低風紀行為は有れども任意で、親しそうなキャスト客同士だけで、さらに、見た目も素行も平均位以上の男に限られていた。
オネダリや金額煽りは無く、目先のシャンパンよりも親密度の育成が先な考えだった。

一方、後者は、見た目は特に萌え可愛い方だったが………金額煽りなイベントや(店舗同士も有り)、高額商品の積極さが度を越していた。
系列店も同様で、筆者がアミュを入れたところ別のキャストが私もとオネダリしてきた、それは「初見の客で、全然会話してない客」に対してだ、勿論親密度は完璧に無い、そのような相手にも構わず金をせびる価値観。


こういう感じのため、見た目の印象を排除するように。


右派側の店の分類と概要

※以前の記事からの引用。数値は店の数の概算(2025年)。

◇水型系。
語源は、システムの土台が水商売であること。
8〜16。
水商売的な一方で、コンカフェと言える要素や概念を組み込み、それを体系的に作り上げている。
ガルバに近いレベルでの濃いサービスや色恋営業なりに風紀が悪い一方で、しっかり統制する方針のために(運営能力次第だが)原則方針以上に悪くならない。


◇水流系。
語源は、水商売的な方針に流れたことと、「水は低きに流れる」。3〜8。
システムの土台は普通にコンカフェだが、実態においてコンカフェか水商売の一線を超えたもの。ある種の利害の一致、任意ではなく義務や成果のために水商売並みの言動に至る運営やキャストと、割安に水商売並みの幸福を得たい客とで。


◇馴土系。語源は、馴れ合いが濃い業態が土台であること。
3〜7。
土台の例は、繁華街の個人の居酒屋、広範な人脈や創作活動の界隈、シーシャ、ゲーム関連店舗等、共通して治安が良くない地域の店と内輪ノリ。
常識全般や客層が土台のままな上で、コンカフェ的なシステムを部分的に取り入れ、それでコンカフェと標榜して相応の宣伝行為。


 ◇困外系。
読みは「こんがい」、コンカフェ以外という意味と、困惑を兼ねている。
コンカフェには含めない、そのため補助的にしか書かない。
4〜10。
極一部のキャストが勝手にコンカフェタグ付けるだけのまで追っていたらキリが無い。
要は水商売で、宣伝面ではコンカフェに便乗しているものの、コンカフェ要素はゼロか、メニューにチェキが有るだけ程度で、広義ですらコンカフェに含めるべきでないもの。


◇その他
ゲームバーがコンカフェに便乗するケースも発生、タグ付けや広告サイトでの宣伝面、チェキとキャスドリを用意


ただし、現時点では進出度合いが乏しいため「馴土系」に含んでしまえばいいだろう。


右派勢力の全体像と、政治との類似点

タイトルの言い回しが左派では「左派的な〜〜〜」であるのに対して「右派側の〜〜〜」と微妙に異なるが、わざとだ。
「的な」と「側の」の違いは似た主義を持っているかだ。
左派的なコンカフェは、利害目的も多そうなものの、それでも似た主義を共有していた。
だがしかしし右派側は所詮利害だけで主義は不統一だった。


その点は政治と大体同じだ。
例えば政治の右派は、土建屋や医療や派遣界隈(パソナ、竹中平蔵等)のように、利権に群がっているだけで共通の主義なんぞ全然無い連中も右派側に属しているというか、自民党や維新の会に献金や集票する側になっている。
他、愛国勢も共産主義の敵ということで右派側に属し、資本主義と矛盾する部分が有っても(例、底辺労働者の待遇改善、米国への売国行為)迎合している。
勿論、純粋に資本主義な勢力もこちら側だ。
彼らは自民・維新等の政治勢力を共通の場所としているだけだ。
また、利害関係の共通点が多いため、主義の共通点も多いものの、それは利害に絡む部分だけだ。


これをコンカフェに置き換えると、政治勢力は特定地区の文化や独特の客層が該当する。
名古屋の場合、栄駅付近(特に、錦地区)の文化と、水商売的の客や、その界隈の馴合いの濃い飲食店の客。
大須にも同様のが多少。
主義の共通点も政治と同様で、利害に絡む事は共通している。
例えば金に対する露骨さ、金と貞操を交換することの容認、店外等の商売上の相手との個人間交流の一般化(※大抵のコンカフェは例外的)等々。
その一方で、利害に関わらないものはバラバラである。
個人の居酒屋ベースの店は内輪ノリや界隈じみたもので、水商売ベースは露骨な色恋をメインとして報酬も心身の負担も高い、コンカフェベースは社不や自堕落、等々。


右派と中道の線引きの具体例

◇根本原因は主に金銭の重視度、それと人間関係の線引き。
右派は特に重視し、その分、他の物事を軽視。中道は両立。左派は金を軽視し他を重視。
他を軽視することにより、さまざまな副作用が発生した。
例えば、親密度を損なう金銭の求め方、金と貞操との交換、格差の助長、客の資質の軽視、等。

◇店・店以外での人間関係の線引きが乏しいのも共通していた。
まぁ、水商売と馴れ合い業態では動機や状況が結構異なるのだが、線引きが乏しいこと自体は共通していた。
水商売の典型例はSNSでの個別交流、それと店外等が一般メニューで(金次第で)高頻度可能。
馴れ合い業態の場合、個人と店との線引きの意識が乏しい事が原因。
それはコスプレや個撮を兼業するキャストもで、そちらの絡みや、そちらの絡み経由での個人的交流も。
こういう状況が他の各要因にも関わる。

以下に具体例を挙げていく。


◇金以外重視度と、損なう獲得方法
中道のコンカフェ嬢は、たしかに金も重視していたが、金以外も重視していた。
具体的には客の幸福度や、仲の良さ、自身の欲求(主に承認欲や自己実現)や環境の良さ。
そういうのを損なう方法で金を取ろうとするのは避けられた。
典型例はオネダリや消費煽り。
ガチ恋営業もで、ガチ恋は環境や人間関係やキャスト精神負担的に悪いため、積極的に行われなかった。

◇親密度や長期性
典型例はシャンパンを入れる経緯で、中道では親密度が育った客が入れるものである反面、右派は親密度育成は関係無かった。
右派では目先の幸福のために入れたり、俗に言うガチ恋が相手からの恋愛感情を求めて入れるものだった。

◇客の金と資質の重視度
中道のキャストは金だけでなく客の資質も重視していたが、右派は「金さえ出せば」で、借金だろうが親の金だろうが気にしていなかった。
特に甲斐性で、中道は長期的に良好な関係を重視するため甲斐性も特に重視していたが、右派は逆も然り。

◇格差。
要するに、右派は助長、中道は中庸。※左派は、金銭基準の格差は否定。
見た目が水商売的な店に限らない、例えば筆者はめいどりーみんに何回か来店したが、客の方が数が多い状況でアミュの注文等をした客にはキャストが複数で群れて囃し立てていた、それは他の客全般に対して格差として見せ付けられる。

◇実力主義
格差と同様。
まぁ、店の壁に成績や格付けを貼る位は中道でも存在していたがだが一方で、環境や人間関係や組織貢献等を度外視して「成果が上がれば偉い」ではなかった。
右派は逆も然り。
尚、水商売がそういう考えでも特に問題無いのは統制役が安定して現場に存在するからだろう、だが右派は不十分なままでそういう考え。

◇実質強制的な低風紀行為
中道のキャストでも下ネタや接触を行うことは有るが、任意であり、親密になった相手のみであった。
それに伴い、相手の資質は(親密度を築くに値する程に)高い傾向となる。
また、逆を言えば、金のための低風紀行為は行わない事である。
で、右派は逆も然りで、金や成果のために下ネタを受け入れ、嫌な相手でも接触されても我慢し、相手の資質は遥かに低い。
勿論、心身の負担や貞操の悪化はかなり酷い。

◇距離感の近さも金と交換
右派は、店外などの距離感が極めて近い行為が常態化し、コスパが悪くない。
そのため、「距離感の近さ」を主目的にする客的にコスパが良いし、望むタイミングや頻度で買える。
そして中道は逆も然りで、典型例は高額シャンパンの特典で飲食店を共にする程度、これだとコスパは極めて悪いのと、機会も例外的。
ラインやDM交換等による交流にも差が有り、右派は義務的であり、逆に 中道では稀に有れども許可される内容は用事のみで交流ではない。

◇普通の恋愛感情に対する考え。
俗に言うチ恋。
中道コンカフェでは禁止ではないものの決して推奨されないが、右派はそうではない。
馴れ合い業態系は推奨・非推奨かどうか以前に意識が乏しかった、惚れて貢ぐことに対して単純に儲かるから歓迎する感じ、と言うか、店と個人との線引きが乏しいために、店でガチ恋することの是非の意識も乏しい。


右派と他業態との線引きの具体例

まずは来店するまでも無く判定外にした店をば。



◇まず決定打、求人の募集要項(画像右上)は「フロアレディ」で時給はコンカフェの域を脱した高さ、つまり、女性店員は水商売として雇っている。
◇ポケパラでのジャンルはコンカフェだが、ツイッターのヘッダはラウンジ。
◇ツイッターのタグは、コンカフェも各種水商売も付けまくる。
◇料金情報を見渡すと、通常料金の高額や予算目安的には水商売だが、その一方でチェキをメニューに加えている。
◇カラオケが有る、これは客が店の雰囲気を左右するものであり、コンカフェらしい雰囲気から逸脱することになる。


◇他の例
筆者がサンプリング調査した栄のRAMOONは、チェキはメニューに有れどもキャストはチェキよりも指名を望み(アミュ入れた2名とも)、ライン等の私的交流の催促はガルバと同様だった。
※そのため、筆者的には、当店は調査対象範囲から少し超えたものとした。

もっと論外な店も散在していた。
別の業態の店やキャストがコンカフェタグを付けて宣伝したり、宣伝サイトの表示にてコンカフェ分類でも表示されるようにする等、宣伝面において元の業態から脱しないままコンカフェにも便乗する店。
※そういう店はネット上の調査だけで範囲外判定し、さっさと黙殺した。

こういうのはガルバだけではない、ラウンジのような別業態の水商売や、個人の居酒屋や競馬のバーやシーシャ屋等の「馴合い濃い業態」各種もだ。

基準は曖昧ながらも他業態的さよりもコンカフェ的さの方が濃くなければ判定が良いとする。
具体的には、メニュー等のシステム、実際にキャストが欲しがるもの、宣伝面、繋がりや卓周り等の文化、キャスト対して義務的なサービス内容。


◇環境の重要性。
逆の例を言えば、キャバクラは原則各客のグループごとに環境が分かれていて他は関係無く、ガルバは一応は同じ区画内だが互いの客やキャスト同士は関係無い存在だ。
だが、コンカフェの場合、客もキャストも環境を共有し、他の客の治安や素行が影響を受ける。そのため環境も重視される。
勿論店やキャストが整える責任を持つ、逆の例だとカラオケ、これは当然大声で歌うし、(多くの客は複数組で)連れも騒いで尚更環境を支配する、そのような店はコンカフェではない。
こういう差でもコンカフェか他業種か分かれる。


◇距離感の近い交流のメイン化
例えば、店外やアフター等の直接交流や、「LINE」等での個別遣り取り。右派コンカフェでも積極的に取り入れているものの、メインと言う程でもない。
こういうのがメインの一角なら水商売の方が近いと見なすべき。
そういうのは個人の居酒屋やシーシャ屋などの馴れ合い業態もで、あの辺の店は客との距離感の線引きが乏しく、慣れで近づく、それによる風紀や貞操の問題も有るだけでなく、内輪ノリな界隈の発生も伴う。
こういうのもコンカフェではないとする。


金銭面の実態と背景

彼らの金銭面は印象程には高くなさそうだった。
コンカフェ平均よりは高そうなものの、中道の優秀な店には劣るようだった。

典型例は超高額商品のツイート、イイネが大量に付くため「ツイッターおすすめ機能」で凄く掲示され、それが目立つため相応の印象になるだろうが、俺が実際に色々な店を回ったけっか、あくまでも極一部の客だけのようで、頻度も凄く低いようだ。

原因は客の平均収入と太客の層の厚さが程々そうなことだ。
客の収入の平均が少なければ(無理して出費させたところで)相応に少ないのと、太客の層が薄ければ相応に少ない。
根本的にはキャストや店の能力、特に収入も地位も高い人を捉えられるキャスト、彼らに逃げられない環境や対応の店、そして、太客を多く抱えても問題が発生しにくく離脱されにくい事。


逆の例をば。
典型例は、俺が初めて「らるにゃんぴ」と遭遇した日に彼女は普通の日なのにエンジェル入れられていたが、その客は(元の収入が凄く高いようで)それ程特別でもない感じだった。
相応に収入が高いということ。
彼女自身のレベルも相応と言うか、確定申告の話題に普通に乗れていた。
※その話題に限らず、乗れる話題の幅でもトップクラス。

それと太客の層の厚さもだ。
彼女はガチ恋や自己顕示欲旺盛な男をあまり囲わないため、太客同士の衝突や、「彼ら内の序列」による離脱が乏しく、多くの太客を維持出来る。
まぁ、ここまで極端でなくても、大須コンカフェには同様の傾向のキャストは多い。
具体的には総高系の店のキャストの半分(平均以上)や、平均以上の店のエースキャストが該当する。
そして、「平均収入の高さ」と「層の厚さ」の掛け算的に金銭面が高くなる。


で………右派は逆だった。
まぁ、失礼な言い方だが、そこまで優秀なキャストが残ってないというか、キャバクラやガルバ位に厳しい世界で相応の高額報酬を狙う程でもなく、中道の優秀な店に転生できる程の実力でもない、その程度。
前述の確定申告に限らず、それ位の知識が必要な会話や、特に高い知性のような、特に収入のの高い客を捉える能力のある子は原則見当たらなかった。
※例外は居たがミスマッチで転生。

店の環境も良くない、現場でも嫌な感じを出すガチ恋や自己顕示欲旺盛な人や群れて騒ぐ人達、そういう人達の金ばらの良さにも依存しているため、改善は困難だ。
※仮に彼らを放逐しても、キャストのレベルが足りないため、単に太客を失うだけ。
そうなると、特に収入も地位も高い人達が居着くような店ではない。

ガチ恋や自己顕示欲旺盛男は、確かに金を出すが、他の客(特に彼ら同士)の問題が起きるため、多くを抱えるのも困難だ。
その点においては、彼らはTO(トップのヲタク、主に金銭基準)に拘る事情も有り、トップの座の数は限られているため、そういう影響を脱することが出来以内ならば、書か得れる太客の数は限られてしまう。


まぁ、ガチ恋やTOや自己顕示欲は、単に否定するだけでなく匙加減も必要だろう。
何せ、逆方向に大きく振れている左派勢は金払いが特に低いから。
それらの感情は、多く貢ぐ意欲の元であるし、そのために良く働こうとする意欲の元でもある。
それに否定的なようでは、金を出す意欲の高い人が残らなくて当然だ。

結局、コンカフェは資本主義でもあるから、金は重要な片方で有るし、それを煽ることも重要な片方だ、金以外とのバランス感覚を以てで。


名古屋のコンカフェ内での勢力比について

筆者の基準では、右派の割合は店舗数ベースで14%位。
※2025年3月調査次点、リンク先参照。
金銭基準ではもっと高くなる位だろう、20%位。
高くなる事情は時間単価の平均が高そうなことだ。
まぁ、中道の店の優秀な店と比べたら低そうな店ばかりだったが、時間単価が低い店が殆ど無かったため、彼らの時間単価の平均は上がる。


コンカフェは範囲内か怪しいものまで含めたら数割増しだろう。
ただし、かなり流動的そうだ、あくまでネット上だけでの調査だが、長く安定して「判定外な状況」に居座る店は少なそうだから。
ツイッター等のSNSの更新が途絶えたり(潰れた?)、コンカフェタグ付け無くなったり等。

まぁ、逆の言い方をすれば、彼らを含めても精々数割増しにしかならない。そのため黙殺すればいい。


他派的なキャストや客の割合と、他派との縁について

(左派とは同様に)他派的なキャストは多少は混じっていたようだが、実数は掴みにくかった。
事情は(左派とは違い)他のキャスト全般と同様の状況になることだ。
左派の店での左派以外のキャストは金銭価値や実力の方向性で明らかな違いが出るが、右派の店ではノルマや規定サービスにより挙動が同様になるし、居着く客の金銭面や素行も大体同じだからだ。

ただ、転生の多さからして、かなり多いのは確かなようだ。
筆者自身が現場で当人自身から「右派的な店に居た経歴」を話されたキャストだけでも、毎年10人位。
伝聞も含めると数倍、それは筆者が聞いた分だけのため、実数は更に数倍だろう。少なく見積もっても100人。
それと、コンカフェ嬢の寿命からして、その期間は2年弱とする。
右派の店の数(2025年3月調査時)は14位だったので、1店平均8名、1店1年で4人。


上記の通り、転生は人数自体も結構多いのだが、実力や人気が高い子の傾向だった。
マシな転生先を得るには、それなりに客が付いていたり、競争厳しい面接を通る位でなければならないので。
そのため、影響力と言う基準では更に数倍で見るべきだろう。


他派との客の重複やキャスト同士の縁は乏しかった。

(左派とは違い)客が転生キャストについて来るのは乏しそうだった。
それと、キャストから「客を引っ張ってくること」を詮索したことが何度か有ったが、右派な客は好かないようだった。
まぁ、直接的には言ってなかったが、転生先(=中道の良い店)のお客さんの事を「人柄が良い」「長く仲良くなれる」等と積極的に言っていて、それは裏を返せば右派の客は逆で(資質が悪く、長期的関係を築く気にならない)引っ張る気にならない事だ。

転生元のキャストとの縁を保つことも乏しいようだった。それよりも転生先のキャストとの友好関係が出来たことを話題にされた。 


上記のような縁の無さは、水商売的な店だけでなく、馴れ合いが濃い業態的な店もだった。
某個人の居酒屋もどきとか。
キャスト曰く、客は「なんか違う」「コンカフェのお客さんじゃない」。キャストも同様。


中間的な立ち位置

右派が存在する事情には、他業態と典型的コンカフェとの中間的な立ち位置の需要が有るだろう。
それは客だけでなくキャストもだ。
水商売的な客の場合、酒飲んで気分良く出来るレベル、低風紀行為、距離感の近さ。
水商売的なキャストの場合、報酬の高さと心身の負担の兼ね合い。

馴れ合い業態的な客の場合、馴合いと「推し活」を兼ねれる事。
それはキャストも同様。

逆の言い方をすれば、中間的な立ち位置の分の需要だけ。
コンカフェか別業態のどちらか片方にはっきり偏る需要は、彼らが勝てる範囲ではないだろう。


今後の勢力増大予測

あくまで筆者の予測だが、右派は少しずつでも増えていくだろう。
例えば、 シーシャ屋は現在進行中でコンカフェ界隈に進出してきている。
他、ゲームバーや、競馬等の特定趣向の居酒屋も。
スナック的な店は過去に有った(三丁目の猫)、今後、成功する店が出るかもしれない。
個人の居酒屋がチェキやキャスドリ等を取り込んでコンカフェを言い張る類は、今後、彼らがコンカフェの要素や文化を多く取り込んでいくことにより、コンカフェの範囲内になるかもしれない。
水商売を型にした店では、例えばパルファン系列は名古屋圏では最近4店目を新設したのと、男装店と「ロックのライブ系」は定着している。
他の「ガルバもどき」も、コンカフェ的な文化やシステムの取り込み具合により、コンカフェ判定内に入ってくる店が増えるかもしれない。

等々。

結局、コンカフェは資本主義でもあるため、客やキャストの金銭価値相応に増える。
それが左派との差である。 



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