本筋以外も標榜するコンカフェが他業種や他コンカフェ全般から受ける影響

運営の方針で低風紀行為を行う店


■低風紀行為の基準
コンカフェを自称する店の中でも特に悪いものであるものを指す。
典型例は接触、下ネタ。
キャストと客との個別の遣り取りもで、他のコンカフェは出来ても内容はイベントシャン予約などの用事のみだが、一部の店では通常の交流も可能。

俗に言う「店外」自体は他のコンカフェでも稀に有るが、一部の店は度を超す。
大抵の店の場合、個人イベント等の極限られた場合のみで、コスパは極めて悪く(高額商品の特典の一部で少しの時間)、キャストの裁量が大きい(時間の加減、活動内容、相手によっては拒否)。逆を言えば、一線を越える店は、コスパはあまり悪くなく、提供頻度は高く(定番と化したり、多発したり)、キャストが断る裁量は乏しい。


■「義務的低風紀」と「任意的低風紀」。
コンカフェににおいて低風紀行為が行われる場合、以下の2種に分けれる。
片方は運営の方針によるもので、店のサービスとして規定されていたり、成果やノルマのために実質強制であったりする。
勿論、特に嫌な相手も避けれない分、キャストの心身や貞操の負担は高い。

もう片方は、運営の方針には無く、キャストの任意であるもの。
その大半は親密度を育成した相手(=気を許すようになった相手)に限り、相手の資質は相応に高い客ばかり。
それと、一部のキャストは成果目当てそうだが、それでも当人自身の判断だ。
※そのため、本当に嫌な相手は避けられる。
そのため心的負担は特に低い、気を許す相手のみのため凄く乏しいのと、一部の成果目当てのキャストも(凄く嫌な相手は避けれるため)前者と比べればは遥かに低い。


■骨子
◇義務的低風紀は水商売でも同様のため、キャストや客がまともに競合し、奪い合うことでもある。
で、特に金銭価値も意欲も特に高いキャストは水商売の方が適し、高い時間単価を出したがる(相応に濃いサービスを望む)客も水商売の方が適する。

◇任意的低風紀なコンカフェの店は(名古屋の場合)十分に存在し、それともキャストや客を奪い合う。
そういう店でも通用する位のレベルのキャストにとってはそういう店の方が心的負担が遥かに低く、そして報酬も良い。
※報酬が優れる事情は、環境やキャストの在任期間が良い→親密度育成が続く→育成なりに金払いが上がる。
また、任意での低風紀行為を行って貰える資質の男にとっては、そういう店の方がコスパも治安も良い。

◇この2つの要因により、義務的低風紀な店が取れるキャストや客が限られる。
まず第一に、実力の高いキャストは原則(一部の役職者などを除き)残りやしない、金銭の意欲も高いキャストはキャバクラ等に行くし、低いキャストは「任意の店」に行く、結果、原則(〃)実力の低いものばかりとなる。
それと、義務的な低風紀行為によって高く稼ごうとするものの水商売に行くほどの士気の無いキャストとなる。
………その典型例は大須コンカフェ地帯で見かける事も可能だ、呼び込みをさせられているが、士気が特に低いために路上(勿論皆が見てる)でスマホいじりするような感じ。


■多くはブラックな模様

あくまで筆者が聞いた結果(伝聞含む)でのざる勘定だが、新規店舗発生数基準では7割以上はまともにブラック、ただし、まともにブラックな店は大抵短命なようなため残存ベースでは4割、残り6割は微妙にブラックは店かきちんとしている店が半々。

例えば名駅の某A店は摘発・廃業後数年経つのでぶちまけてしまうが、当時のキャスト達から聞いた話でだが、アミュが一定数未満の日は交通費が出ない、イベントのシャンパンのバック1割とかバック率しょぼい、遅刻は少しでも罰金1時間分とか給料減らせる口実に必死、イベント準備に時給出してくれるなんて有り得ない、店長以外は昇給聞いたこと無い、衣装やチェキペンの供与なんて無い、(融通効かない卓回り順が有り)ショボイ客飛ばして良いお客さんに行こうとすると減給の口実になる(つまり、アミュを稼ぎにくい)それなのにアミュ稼げないと交通費を無しにされる、等々。
それと、ここまで情報が漏れることからして信頼関係も察して。
※一部にはまともな店も有るようだ、ザル勘定でだが4割位。


■他のコンカフェの報酬の差と、その副作用。
前述のブラックな件に限らず、義務的低風紀店の待遇は心的負担の重さ程には良くはない。
そりゃ、水商売に近いレベルでの心的負担なのに、報酬は他のコンカフェと大差無いので。

まぁ、まともな方の店の報酬は大須コンカフェの平均よりは上なようだったが、逆を言えば気前の良いコンカフェよりは下だ。
気前の良い店は、表面上では好待遇を目立たさせないものの、実際には真面目な勤務態度続ければ結構昇給されるとか、バック率は高い方(概ね3割)、イベント準備等の労働もきちんと出してくれる、衣装の貸与やチェキペンの支援等(出さない店はバック率が良いので元が取れる)、等々。

で、そういう店の方が義務的低風紀店よりも待遇が良い、しかも義務的な低風紀を強要されないのにだ、勿論コンカフェ嬢的にはそういう店の方が圧倒的に良い。
とは言っても、そういう店は人気も採用基準も高いため、相応のキャストしか入れない。
それは2つの言い方が出来る………レベルが高いキャストは転生しやすいことと、レベルが高くないキャストは採用されないので元の店に残りやすいこと。
それは、義務的低風紀店のキャストの平均レベルが下がっていくことである、そりゃ、低いのばかり残るのだから、段々と低いのばかりになる。
※例外は、役職給や特別待遇を得れるキャスト。
そうなると運営の利益も相応になる、それが「義務的低風紀」の店が流行らない原因の一部でもある。 


■環境の差と、居着く客の金回りの程度。
コンカフェとキャバ・ガルバ等の違いには、店全体の環境の重要度が有る。
例えばキャバクラは、個々の客(グループ含む)毎に環境が凡そ分かれていて、他の環境が悪くても影響は乏しい。
ガルバの場合、環境は凡そ同一なものの、大抵の客は環境なんざ気にせずにお目当てのキャストに集中しているため、悪くても気にされない。
だが、大抵のコンカフェは違う。
治安の悪い客や内輪ノリの客が目立つ言動をしていると他の客に不快だ。
キャスト同士の仲が悪い言動が露呈してしまうと感じが悪い。
等々。
そうなると、キャストや客の素行の質が重要になる。

そのような現実とは裏腹に義務的低風紀店は悪かった。
オネダリの跋扈や、キャスト同士の太客チャンス奪い合いの性悪さ、作業の押し付け合い、(心の余裕が無いため)気に入らない客への露骨な悪態やオネダリや延長拒否された場合等の悪態等、不快要因を多発させるからだ。
原因には「義務を課しているのに、上記のような副作用を抑えるためのスタッフが足りていない事」が有る、逆を言えばキャバクラ等では男性スタッフが常に見張って指導するため、キャスト自身の性格や素行が悪くなりやすくても統制されやすい、だが、こういうコンカフェには「そういう機能」は乏しい。
まぁ、某P系列などの統制が良い店ではマシだったが、それでも良好な他のコンカフェと比べると良くない。

そうなると、居着く客の地位や収入の上限もたかが知れてくると言うか、本当に地位や収入が特に高い人は(良い店の選択肢に足りてるため)イマイチな店になんぞ残らない。
で、それが利益に凄く響くというか、コンカフェは水商売とは違って「並の収入の人から多くの金を絞り出す手法」に乏しいため、詰まるところは居着く客の収入が利益に凄く響く、で、それが乏しいなら利益もお察し。


■呼び込みのさが典型例
大須のコンカフェ密集地帯には呼び込みも相応に多いのだが、一部には士気も腕前も凄く低いキャスト達が居る。
士気の低さの例は呼び込み中にスマホいじったり、キャスト同士で駄弁ったり。
※勿論、一般人が通る場所で、その様相を見られまくってる。
腕前の低さの例は、単純に「○○どうですか?」と言うだけでアレンジは無いとか、稀に呼び止めれても大したこと言えない(※会話能力が低い)等。

まぁ、逆に士気もレベルも高い方の店も有る。
例えば (低風紀ではない店の)メイドメイドの呼び込みは、多くのキャストは終始表情や仕草をきちんと行い続ける位の士気だったし、目線が合うのを逃さなかったり、売り込み文句のアレンジも良い方な位の能力だった。

で、駄目な方の店は義務的低風紀店だ。
要は、大半はレベルの低いキャストな上に、義務的に行わせていて士気が伴わないため、その結果ということ。
それは義務的低風紀店に残るキャストの典型例だ。
まぁ、一部には士気もレベルの高いキャストは居るが役職持ちなどのため呼び込みには出ず、呼び込みに出るのは他に転生出来ないレベルのキャストであり、義務的にやらされている程度の士気。
逆も然りで、(メイドメイドのように)レベルの高いキャストが一般キャストとして残りやすく、仕事への意欲自体も高い店も有る。


■総括
義務的低風紀店は、理屈上は他のコン陰にも水商売にも無い独特の位置取りをしているのだが、実際にはコンカフェ・水商売双方から競合され、そして双方ともに凡そ負けている。
詰まるところはレベルの高いキャストを維持する能力や、士気を維持する能力だ。
その根本原因には負担の割の報酬が有り、それが劣るならば結果も劣って当然だ。
そして義務低風紀な店の多くは、根本的にシステム自体が劣って当然と言うか、キャストの心身の負担の割には客から金をとれないシステムだ。

そのような利益事情の悪さのツケをキャストに回す、ならば、残るキャストのレベルは相応となり、それにより客の数や単価も相応だ。
さらにキャストや客の資質の悪さにより、環境も悪化するうえに、今更改善できない様相となるため、収入の高い客(相応に環境に厳しい客)を集める策を行ったところで、どのみち環境が原因で残らないのが落ちだ。

逆も然り、この分類の店の中でも某P系列だけは順調なのは、そういう面でマシだからだ。
※某香水店、某ロック店、某栄の男装店を維持、最近4店舗目。

まぁ、この類の店は露骨な資本主義だが、それならば資本主義的に優れなければならない。

まず第一に客から金を多く取り続けれること、そしてキャストへの報酬と、分配率向上のための経営効率の向上、それらが劣る店は相応の結果だ。


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