本筋以外も標榜するコンカフェが他業種や他コンカフェ全般から受ける影響

静穏さを標榜するコンカフェ と 左派全般


まず、静穏さを標榜するコンカフェ。比較対象の店を以下に分類する。

◇静穏標榜店:
静穏さを強く標榜する店。全て左派だった。典型例はクラシカル系。

◇実質静穏店:
静穏さを強く標榜しないものの実際には静穏な方の店。
(筆者が見た感じ)中道の店で、どちらかと言えば左派寄り。 筆者分類の「平安系」で、平和な方針で安定してるからこそ静穏を害する客やキャストを排除しきれている。

◇静穏飲食店:
普通の飲食店で静穏な雰囲気を特長とする店。
大抵は飲食物の質やコスパも良い。


趣旨自体の比較

趣向飲食店は、まぁ当然だが、コンカフェよりもコスパが良いうえにレベルも高い。
例は「まえがき」で書いたので省略。

静穏標榜店と実質静穏店との差だが、総合的には後者の方が上だった。
前者が優れる部分は有り、特有のサービスの熱心さだ、例えば紅茶等の作業を凝ったり(茶葉等の原価的なレベルは変わらなかった)、オルゴール演奏する等。
だが、環境の面では(店毎の差は大きいが)平均すれば実質静穏店の方が上だった。
その事情だが、要するに特長を標榜したろことで実際の静穏さは運営やキャストや客の資質で決まると言うことだ。
例えば長期常連やベテランメイドの大声や、内輪ノリの露骨さや、衣装チェンジの際の過度なエロ衣装等、そういう状況を統制しない程度なら、静穏さもその程度だ。

それと茶葉等の原価面もだ、実質静穏店は紅茶を強く標榜していないものの、客から高めの紅茶代を取れたり、アミュ等での単価も高いため、それなりの茶葉や作業教育度だ。
それは逆も然りで、いくら標榜しても原資が無いから相応の質、その現実を従順さや妄信で補う様相。
例えるならば、金出さないくせにプライドだけ一丁前な人達は、成城石井で買える位の茶葉のくせに大須コンカフェ内で特に素晴らしいと標榜する感じ。

更に根本的な事を言うと「客から金を取る能力の低さ」だ。
キャストの報酬も相応、主要派閥になるキャストの資質も相応、環境も品物の原価も相応。
逆を言えば、実質静穏店はそれなりに金を取れてるからこそだ。

いくら静穏さを息巻いたところで、いくら他派よりも正当で優秀だと息巻いたところで、それは実態になるほど世の中甘くない。


コンカフェの本筋の比較

まず第一に左派全般が会話の量や質が低いのだが、独特のサービスに時間を取られる分、交流の量は尚更少なくなる。
まぁ、静穏飲食店と比べたら交流の量は凄く多いだろう、静穏飲食店は原則作業の際の挨拶や、常連が少し話す程度だけで、交流の量は特に低いので。
ただし質は話しが別だ。
静穏飲食店の店員は(全体的にだが)飲食物の高さなりに良いわけだし、中道と左派との差は客の金払い相応だ。
結局、コスパ基準では「静穏標榜店=実質静穏店 > 静穏飲食店」、質基準では「静穏飲食店=実質静穏店 > 静穏標榜店」。


静穏標榜店が取りやすい客の傾向は、凡そ上記の通りだろう。
まず第一に自称本物の静穏さ。自称だ。何せ、本物の静穏さを求めるならば、それに徹した飲食店の方が良いので。
それと金銭面の低さ、何せ、それなりに金を出す客は、中道の店と静穏飲食店を併用するとか、実質静穏店に行く方法が良いので。
金銭面はアミュだけでなく飲食物もだ、まぁ、中道の店の飲食物乏しい店よりは上だが、多い店よりは下(中道では客の金払いなりに注文される)。
結局、「安い金払いで趣向も交流も両方求める者」が主な客となる。 

結局、身の程相応。標榜する高貴さではなく実際の高貴さ相応になるだけのこと。

俗に「身の程を知れ」と言うが、知る気の無い者達が虚飾な標榜、まぁ、それでも彼らは自分達の世界に陶酔出来るので、彼ら的には良いのだろうが。


左派全般


筆者は今まで左派の言動全般を見てきたが、交流需要のの奪い合いにおいて普通の飲食店を想定する節が全く無かった。
それと、コンカフェを想定するにしても、センスが多い店(右派や、中道の右派寄り)な店ばかり想定し、近い店(中道左派)も想定を想定する節が全く無かった。
しかし現実は、そういう店こそが左派から客を奪っている、言わば本当の敵だ。


主義や風紀について:
左派の物言いからして、左派的な主義や風紀の良さを満たせる店は自分達だけしかない前提だろうが、実際には個人飲食店界隈や中道左派的な店でも満たせる。

主義の例は、露骨な金銭基準での会話量の抑制や、平和さや協調性。
そういうのは飲食店の一部でも満たせるだろう、内輪ノリが濃い飲食店の一部や、そういう店の常連客達の界隈の一部。
それと、中道左派的な店でも同様と言うか、金銭面はそれなりに重視するがに「金さえ出せば」ではないし、平和な方針で安定しているなりの環境だ。

まぁ、左派が優れている面があり、積極的に主義を主張することによる需要というか、 単に主義を好むだけでなく、そういう世界に置いている感覚や、他派の店に対する正当性や優位性の根拠。主義自体を好むパターンだけでなく、金銭面の能力どころか意欲も乏しいキャストや客の利害目的も強いのだが、それでも需要は大きい。


飲食店での女性との交流

店員に限らない、客と、店員や客の人脈と、彼らが兼用する活動等も。
個人の喫茶店等の一部は「金銭に物言わせない女の子と交流」が出来るため左派的コンカフェの代わりになる。
交流相手だが、まず店員との交流、一部の店にはキャスト・運営・客が絡んだ内輪ノリが有るのと、性的魅力の有る女性が混じっているので。
それと客も絡んだ交流(店員も絡む場合も有る)で、例えば常連客絡みの人脈や界隈や、個人企画や、常連やキャストの別活動(創作、コスプレ、演劇等)で、そこにも女性は十分に居る。
そのため、そういう女性達に好かれる資質の人達なら、そういう店で満たせる。

それと、客が求める交流の量が少しだけの場合も有る。
具体的には、注文・配膳・会計の際の少しの会話だけで良く、主に魅力の高い女性を眺めれれば良い場合。
それだったら普通の喫茶店でも良い。


中道左派との出費比較
まず、中道左派のコンカフェの出費の具体例、例えば1時間平均アミュ1.3個(=大抵1個、偶に2個)で、イベント時は高めに出すとなると、平均して1時間3600円位、これ位出せばそれなりに歓迎される(資質の悪い客は駄目だがw)。
そして、中道左派の方が交流の量やキャストの資質の平均は高かった。
そのため、これ以上に金を出すかが、左派と中道左派のどちらに適するかの分かれ目である。


居着く客の傾向。
まず主義に関しては、それ自体を好むだけでなく、主張の強さと言うか、そういう世界に身を置いている感覚や、それを根拠にした自分達の正当性や優位性を求める傾向だろう。
何せ、単に主義だけなら、似た状況の飲食店や中道左派に良い店が色々と有るだろうから。
それと、安い金払いで女の子との会話を重視する客、仮に重視という程でないなら似た状況の飲食店でいいのと、それなりに金出すなら中道左派で良いので。

結局、金銭面においての自業自得、資本主義を軽視し過ぎる相応の結果を食らっているだけのこと。


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