すきやきっちのコンカフェ論 コンカフェが他業種に与える影響
はじめに
コンカフェと需要が競合する業種は色々有、特定の傾向のキャストや客がコンカフェに流れる。
例えば、資質や金銭面が高い割には金銭欲が低いキャストにとっては、水商売で低風紀行為を我慢するよりも、最高レベルのコンカフェの方が良いだろう。
客もで、資質や金銭面が特に高い割には低風紀行為を望まない客にとっては、水商売よりもコンカフェの方がコスパが良いだろう。
そういうキャストや客が流れることにより、水商売は逆の傾向になるだろう。
いわば、今まで以上に露骨に金銭を物言わせた低風紀行為と、客の資質関係無しに一律的な低風紀行為。
対象となる業種は以下。
水商売の一部と、品位も金銭面も高いコンカフェ。
水商売の一部と、任意や親密度を前提にした低風紀行為を行うコンカフェ。
馴合いが濃い飲食店と、性欲よりも馴合いの色合いが濃い目のコンカフェ。
趣向に凝った飲食店と、趣向も兼ねるコンカフェ。
地下アイドル等の直接交流を兼ねるものと、ライブ系コンカフェ等。
注意事項
水商売の種類について。
ガールズバーやキャバクラだけを想定しないように。
スナック、ラウンジ、クラブ、パブ等も有る。
色恋よりも馴合いがメインの店も有るし、箱推し的な店も有る、そういう幅広さを踏まえること。
筆者的コンカフェ分類用語が色々と出てくる。
把握しないと一部分は理解できない。コンカフェ総論(リンク先)の・大分類の章、小分類の章参照。
この記事の逆パターンの「コンカフェが他業種から受ける影響」は後日別記事にする。
一緒にしたら複雑すぎた。
低風紀行為という言い回し
水商売で行われる風紀悪い言動全般を意味する言葉が無かったので用意した。
詳細:
水商売では特に性的な行為も多いのが、その大半は「卑猥」「下品」と言う程ではないため、これらの言葉は強すぎる。、
「繋がり」は卑猥や下品とは方向性が違う。
金のために疑似恋愛や親密性を演じるのも卑猥や下品とは違う。
水商売がコンカフェから受ける影響
■概要
コンカフェから奪われやすいキャスト・客の種類は2パターン有る。
片方は、資質や金銭面が特に高い割には金銭欲が低いキャストと、高い割には低風紀行為を望まない客。
もう片方は、と、任意や親密度を前提に低風紀行為を許すキャストと、任意の低風紀行為を許されやすい位に資質の高い客。
それにより水商売は逆の傾向になる。
キャストは、資質の割に金銭欲が高く、任意ではなく金銭のために低風紀行為を行い、親密度も不問とする傾向。
客は、金銭を盾にして低風紀行為を求め、資質は低いというか任意では許される事が稀な程度で、親密度は度外視。
それに伴いサービス内容や環境や報酬等も相応になる。
例えば、「サービスの濃さの割の報酬や出費金額」は従来よりも少しは高くなると推測。
以降は詳細。
■任意の低風紀行為
名古屋のコンカフェの一部の店ではほぼ完全に任意で低風紀行為を行う。
例、下ネタ、客の手や肩を触れる、筋肉を揉む、イベント特典の店外。
※完全でない事情は、確率次第では成果や金銭による性風紀行為を行うキャストが混じること、特に創業時や過渡期。
該当するコンカフェ嬢は、(俺のざる勘定だが)俺的分類の「享楽系」の4割位と、他の中道全般の2割と推測。
補足、右派の店は原則任意でなく義務的か成果やノルマに煽られたものであり、それは対象外。
行わる場合は相応に親密度が育成しているのと、その男達の資質の高さは「若くて魅力の高い女の子が低風紀行為を許す位」。
まぁ、品の良い男は殆ど居ないが、同類の女性(品の良くない者同士)基準での資質は高い人達。
キャスト視点で言うと、気よ許す程の資質の男にだけ行うとも言える。
また、水商売よりも労働環境全般が良いために、キャストは長く残りやすく、水商売よりも遥かに長期安定した関係を築きやすい。
これには「繋がり」も絡み、コンカフェでは任意以前に禁止で、繋がりから派生する行為全般(疑似交際やセックス等)や、それによる心身の負担も無くなる。
普段の接客時の負担も軽くなるというか、繋がり目当ての男の素行の悪さや、客同士のトラブルも激減する。
勿論、水商売より遥かに負担が軽くなる。
そういう事情から、こういうコンカフェの報酬は水商売よりも遥かに低くて済む、精々コンカフェ平均の2割増だ、何せ、少しでも嫌な相手は低風紀行為を拒否出来るので。
そして客側のコスパも相応に低くなる、これも平均してコンカフェ平均の2割増位で済む。
さらに、(コスパが安いのに)質は上がる、何せ、コンカフェに流れる女性は(繋がり等無しでも太客を維持出来るくらいなので)多少なりともレベルは高いのと、中期安定した関係による質の向上も有るので。
このような圧倒的有利さからキャストや客を奪うのと、水商売は逆になる。
客の傾向は、資質が低い者達で、親密度関係無しで、金を盾にして低風紀行為を求めるもの。
キャストの傾向は、資質の割の金銭欲が高いことと、任意ではなく金のために低風紀行為を行うことと、金の為なら嫌な男でも構わないことと、多少なりとも質は下がることと。
■水商売――資質や金銭の割に欲が低いキャストや客
コンカフェの一部のキャストは単価高めの水商売でも十分通用する位の金銭価値であるのと、センス的には仮にコンカフェが無い時代なら水商売に行くような感じだ。
※該当するコンカフェ嬢は、(筆者のざる勘定で)右派なコンカフェの3割、総高系の上位4割、中道全般の1割と推測。
で、水商売ではなくコンカフェを選んだ言うことは、金銭価値が高い割には金銭欲が低いということだ。
客も同様で、キャバクラやガルバ基準で並以上の金払いの客も居る。
コレの割合もキャストと同様。
そういう客達の多くは金だけでなく資質も良かった、上記のコンカフェ嬢達と親密度を築ける位にだ。
※補足、コンカフェの親密度育成は任意のため、資質の低い男では殆ど無理。
彼ら視点ではコンカフェのコスパは凄く良い。
凄くだ……水商売だったら平均時間単価3万円以上でないと大して歓迎されない位の女性でも、コンカフェなら1万ですら十分な位。
彼らは水商売ではなくコンカフェを選ぶと言うことは、金払いが高いながらも低風紀行為には拘らないと言うことだ。
で、こういうコンカフェの増大により、相応のキャストや客を水商売から奪い、水商売は学の傾向になるわけだ。
キャストは資質の割の金銭欲が高くなり、今まで以上に金のために低風紀行為を行うことに肯定的になるだろう。
客の傾向は、低風紀行為目当てさがさらに強まるし、資質の低い男が金に物言わせることもだ。
■心的負担とコスパ事情の影響。
こういう影響によりキャストの心的負担は増える、以下のような傾向が強くなるからだ。
客の資質の低下、相応に嫌々相手することになる。
客が親密度度外視して金に物言わせて低風紀行為を求め傾向が強くなる。
客が求める内容の割合は、キャストの魅力や会話の割合下低下し、低風紀行為の割合が増える。
そうなると、キャストは更に高い報酬でないとやってられない。
辞められないために更に高い報酬が必要となる。
また、客の素行の平均が低下するなりに運営の負担も増えて、それによる費用も増大する。
で、報酬や費用が増大する分、質を維持するならば料金も上げなければならない。
それに対して料金を上げない方針ならば、それでも残ってくれるキャストの質は相応に低くなるし、運営の質も下がる。
馴合店舗がコンカフェから受ける影響
■馴合店舗の定義と概要
客・店員・運営との馴れ合いが濃い組織全般。
例えば、個人の居酒屋、内輪ノリが濃い喫茶店、シーシャ屋、ゲームカフェの一部。(筆者のザル勘定で)3割位。
そういう店の中の女性店員で男を釣ることも顕著な店が該当する。
業種による差は大きい、(ざる勘定で)個人の居酒屋は1〜2割、喫茶店は5%、ゲームカフェ・バーは半分弱、シーシャは半分以上該当しそう。
こういう店からキャストや客を奪う店は主に2に種類有り、片方はこういう業種をベースにしてコンカフェに進出してきた店。
筆者の分類で【馴土系】と呼んでいるものだ。
もう片方は「色恋や萌えよりも長期的な馴合いの特長が大きそうな店」、(ざる勘定で)大須コンカフェの3割位の店が少しは「そういう需要」も兼ねてそうで、キャストの割合は1割位。
一部の店や系列は特に顕著、例、キャストの年齢や在籍期間平均が高い店、コスプレや居酒屋等と界隈を形成している系列、低いアミュの勢いで長居する傾向が強い店。
客視点で両者を比較すると、コンカフェは若い子や美しい女性が遥かに多い上に、交流するための既定のサービスが有る。
そうなると、性欲と馴合いと酒飲みを兼ねたい男的には都合が良い。
さらに、そういう店は馴合店舗と比べると内輪ノリが遥かに乏しいため、彼ら的には居着きやすい。
まぁ、逆を言えば、馴合い店舗の殆どは内輪ノリが強く、それに属さない彼らの立場は良くなく、居着きにくい。
キャスト視点で比較すると、性的な魅力や承認欲求も高い女性としては、相応のコンカフェならば、客との馴合いだけでなく、性的欲求や承認欲求や「己の魅力による金銭報酬」も得やすいため良い。
そうなると相応の女性はそちらに流れやすいだろう。
そして馴合店舗は逆の傾向の店ばかりとなる。
まず客の動機から女の子目当てが激減し、その分馴合いや飲食の割合が今まで以上に高くなる。
女性店員の性的魅力や意欲は遥かに落ちるのと、少しだけ魅力の高い女性が残れども殆どは意欲のない人(推される行為を嫌がる)ばかりになるだろう。
金銭価値も低下するだろう。
性欲も兼ねる男はアピール意欲や見栄を張る相応に多く金を出すのと、独身割合が多いなりに可処分所得が多いのだが、それらの大半を奪われるからだ。
逆の言い方をすれば、所帯持ちなりに可処分所得が低くて見栄を張らない客が殆ど。
副作用も有り、馴合目的な客の統一度が高くなり、それにより内輪ノリも更に強くなるだろう。
そうなると(色恋目的のキャストや客だけでなく)軽いノリで来店する客全般にも居心地が悪く、さらに減るだろう。
【趣向店舗】等がコンカフェから受ける影響
■趣向店舗の定義
趣向の典型例はクラシカルな喫茶店。
基準は趣向自体だけでなく、魅力的な趣向により承認欲求旺盛な女性が働きたがることと、彼女ら相手に欲望を求める客が来店しやすいことも。
萌え可愛い系も対象だが、有名店は全滅同然で(廃業例:アンナミラーズ、Comok等)、各地に散在する「雰囲気や女性店員や衣装が可愛い店」のみ。
馴合いも強い店は前述の馴合店舗に含める、そのため、こちらでは内輪ノリが強くない店のみで語る。
表題に「等」が付いている理由は、飲食店全般にも該当する店は少しが有るからだ。
主に若くて可愛い子を多く採用し、それ目当ての男性客も多めな店。
スターバックスは亜種、あの系列は建前上は趣向を強調していないものの、実質的には映えるイメージを作り上げ、それによって「承認欲求フラペチーノベンティサイズ」 な店員や「スタバでマックな男達」等を引き込んでいるので。
■馴合店舗との絡み。
内容の多くは前述の馴合店舗と似ているが、省かずに書く。
どちらも主な影響が「男絡みの承認欲求や性欲を求める女性」をコンカフェが奪うのと、「彼女ら相手に性欲や交流欲を求める男性」も奪うという点で共通している。
そして当該飲食店は逆になるというか、そういう人達が乏しくなることにより本来の趣旨の純度が上がる点でも共通している。
■競合となるコンカフェの作り込みのレベルの例。
まぁ、高級ホテルの中の店等の「本当に高級な店」な店には劣るが、趣向店舗の平均レベルは有る。
下図は大須のコモレビフィーカ、ワンドリンク込みの最低料金は1時間2200円位で(時々料金改定)、以下の内装やオルゴール演奏や本の陳列も有る。
そのため、対象となるキャストや客的には、こういうコンカフェでも趣向レベルはあまり落ちない。
コンカフェが奪うキャストの傾向は性的魅力が並以上で承認欲求が高い女性。
補足、性的魅力の要求基準はかなり低い。
何せ、対象となる客の半分近くは金払いが極小で、要求基準も相応だからだ。
採用レベルも相応の店も何店舗か有る。
具体的には若い女性ならば平均程度の顔や体型で言動(会話能力や気配りや作業力)がイマイチな女性すら、相応の店(筆者の分類で【安従系】)で多数が長く残れている。
客や店の具体例は、筆者分類で【安従系】の店の客の大半と、全ての店舗、他は僅か。
相応のコンカフェが乏しかった時代においては、彼女達の希望に沿う店はほぼ完全に趣向店舗だけだった。
※10年位前から僅かには有ったが採用枠が少な過ぎで趣向店舗への影響は僅かだっただろう。
しかしながら、相応のコンカフェが増えたことにより、そちらで働く子達が増えた。
それはコンカフェが特定の傾向のの女性を奪ったことであり、趣向店舗が別の傾向になる。
そして、趣向店舗の女性の動機は今まで以上に純粋に趣向になるし、振る舞い全般も相応になるだろう。
尚、質はそれほど低下しないと予測、(コンカフェ側の女性に喧嘩を売る言い方だが)筆者は最近も機会あらば両者の女性を見比べているが、趣向店舗に残っている若い女性と比べて全然レベル高くないようだ。
次に客視点。
趣向も性欲も兼ねたい客は、コンカフェの登場により相応の店に流れるだろう。
まず、コンカフェなら女性と交流できるし(店だけでなくSNSも)、チェキ等も購入出来る。
さらに、当該コンカフェの大半は女性目当てで有ることや好感度を求めることに肯定的なため尚更。
※補足、一部の当該コンカフェは個人推しに否定的、まぁ、キャスト全般を推す建前しにしつつ色々と画策すればいいのだが。
その分、趣向店舗の客の動機は今まで以上に純粋に趣向になるだろう。
尚、金銭面は気にする程低下しないと予測。
こういう男達の出費の平均は低そうなので………コンカフェで彼らを見かける事が多いが、一部の例外を除き、失っても痛くない程度の金払いだった。
総括
半ば色気目的の店員や男性客が消え失せることにより、趣向の純度が上がる。
金銭面のデメリットは低く、色恋絡みのトラブルや環境悪化が減るため、趣向店舗的にはプラスだろう。
要するに「厄介払い」だ。
楽曲交流系がコンカフェから受ける影響
楽曲交流系の定義は、地下アイドルやライブバー等。
それらは歌や踊りをメインにしつつも、演者の女性との会話や距離感の近さも特長に含まれている。
交流が殆ど無いものは除外、例えば大手のアイドルの会話等は極僅かだし距離感の近さは期待出来ない等。
コンカフェが奪う需要は2種類有る。
1つは会話も兼ねることだ、コンカフェの一部は歌や踊りも行われるため、アイドル的な目的と会話も兼ねれて、会話のコスパは雲泥の差だ……アイドルとの会話はチェキや物販の際の数分だけなのに対し、ライブ系コンカフェなどでは平均して1来店5分は推しと話せる。
※ただし、店の方針、キャストの人気、客の金銭や資質による差は大きい。
補足、コンカフェ全般と比べた会話量は半分位だ、歌や踊りに時間を割かれてしまうので、それでも雲泥の差だが。
もう片方は距離感の近さで、地下アイドル界隈の一部ではキャストと客との距離感がかなり近い様相も有るのだが、多く享受できるのは最前列な人だけであり、大抵の人は少しだけなのだが、逆にコンカフェなら誰でも金払い相応に享受できる。
こういう客をコンカフェが奪うことにより地下アイドル界隈は逆の傾向になるだろう。
ただし、最前列な人達はあまり変わらないだろう、何せ彼らは距離感の近さや会話を十分に享受できているたため、コンカフェに移ることは想定されないので。
その一方で、残りの大半はそうではないため、一部がコンカフェに流れるだろう、それは会話や距離感の近さも求める客。
そうなると、地下アイドルの客の傾向は(最前列を除き)距離感や会話を求めずに純粋に歌や踊りを求める傾向が強くなるだろう。
上記には副作用も発生する。
その片方は金銭面の平均の低下だ。
最前列以外で太客な人はコンカフェで金使う方が遥かに良いため、(最前列以外は)今まで以上に細客な傾向になるだろう。
その副作用も有り、最前列と他との格差の拡大や、最前列の増長。
何せ、他の客の金銭面が今まで以上に乏しくなる分、アイドルや運営の最前列への依存度は高くなる。
それと、最前列の人達は可能な限り権勢を振るおうとするため、依存増大相応に増長するだろう。
キャストの一部は地下アイドル関連からコンカフェに流れてきている。
それと兼任するケースも発生している、例えば大須の「夢番地」は地下アイドルの子達が同じ運営母体のコンカフェを兼任している。
この件は接客や会話能力も関わる。逆を言えば地下アイドルだけやってる場合、接客や会話を伴わないため、その能力は殆ど必要としない。
逆を言えば、それらが高い子はコンカフェが有利なため、コンカフェに流れやすいだろう。
さらに、接客の意欲も有る子ならば尚更だ。
そして地下アイドル等は逆の傾向になるだろう。
接客や会話の能力や意欲が乏しい子が多くなり、平均レベルも相応に下がる。
それはコメントや「彼らの用語のレス」等のコミュニケーション全般もだ。
そして、純粋に歌や踊りの能力だけな傾向になるだろう。
最後に。本筋だけでの勝負。
どの業種に対してもコンカフェは特定の傾向のキャストと客を奪うのだが、他にも共通事項が有る。
それは、その業種の本筋から外れたキャストや客が減ることにより、今まで以上に純粋に本筋だけが重要になること。
本筋の例は、水商売は露骨に金銭に裏打ちされた低風紀行為、馴合店舗は内輪ノリな交流と飲食物、趣向店舗は趣向そのもの、楽曲交流系は楽曲そのもの。
それは彼ら同士の同業種との生き残り競争にも影響し、今までよりも純粋に本筋だけでの勝負になるだろう。