逆説的成果理論(Paradoxical performance theory)〜〜〜パラパーと名付けるべき者達〜〜〜


概要

逆説的とは主に以下のこと。
何らかの能力が劣っていて、そのために正攻法では色恋や自己顕示欲等が上手くいかないため、その対策として成果を上げて金や地位を得て物言わすことに必死になり、実際に成果を上げるということ。

他の要因も有る。
色恋や交友において正攻法で幸福を得にくい→相応に活動に費やす意欲や機会が減る→相応に時間や気力を持て余す→その分を金に物言わすために成果を稼ぐのに費やせる→尚更成果を上げる。
正攻法の幸福が楽しくない反面、金や地位に物せるのは楽しいため、そのギャップの激しさなりに成果への意欲が極端になり、相応に成果を上げる。 


既存の心理学にも似た概念が有り、防衛機制の補償。
意味は、劣等感に由来する心理的緊張を、他の側面で優れることによって解消しようとする機制。
だがしかし、この理論は「心理的緊張の解消」だけしにか展開されず、それ以上の事に展開されていない。
で、当記事では『これ以上の考察』に踏み込むわけだ。


単純な例をば:
理系能力は上位2割位に優秀だが文系能力が凄く劣っているせいで物凄く女くモテない男が、その対策として金や地位に頼ろうと必死になり、そのために多大な成果を上げる。
それと、恋愛や交友が乏しいなりに時間も気力も持て余し、仕事に必死になりやすく(特に、ブラック労働時間と言う程に)、尚更成果を上げると言うこと。
また、正攻法で恋愛や交友をしても楽しくない反面、金に物言わせて水商売や「金重視の女」相手にするのは楽しいため、そのギャップなりに成果に必死になる。


こういう状況が重度な人達をパラパーと名付ける。
語源は、Paradoxical performance theoryの略と、(成果に物言わすための能力以外が)パッパラパー。それと、軽く扱う語感も含めている。


逆を言うと、長所の能力が上記と同じで能力全般も並以上の人の場合、正攻法で色恋や承認欲等を満たしやすいため、成果に物言わす動機は乏しい。
また、色恋や交友に多くの時間や気力を割きがちなため、仕事で成果に必死になるための時間や気力も程々であり、相応に成果が頭打ちになりやすい。
それに、正攻法でも楽しいため、前述のようなギャップは発生しない、さらに「成果で得た金に物言わせる戦法」には魅力を感じない。

能力全般が優秀なために、成果は逆説的に低くなるということ。


全体的には何かの稼げる能力が有る人ほど発生率が高いだろう、何せ、その能力によって成果を上げて金や地位を得て、それで美味しい思いをし、味を占めるようになりやすいので。
また、色恋や交友の能力は長所の対象になりにくい、むしろ、それが欠けているほど逆説的成果を上げやすい。

能力の 有りがちなパターンは以下。
◇理系能力全般によって技術的成果を上げる。
◇凄いタフさによってブラック労働で金や地位を得ること。
◇メンタルの強さとモラルの欠如によって悪徳商法で稼ぐこと。


凡庸な人でもそこそこ発生する、大した取り柄が無くても必死に働きまくれば平均以上には金や役職を得やすく、それによって水商売や金銭欲旺盛な女相手にそれなりに好かれるのと、部下や周囲に自己顕示しやすくなり、そのように学習するので。
発生する頭数自体は結構多いだろうが、稼ぐ能力が上記の例より随分劣るため、周囲への影響や目立ち具合はかなり下がるだろう。


語句の説明を例を挙げつつ

理系偏重で、人格全般も並の男が居たとしよう。
彼は就職にあたり、自分が苦手な事から逃げれる職に就き、 理系能力で物言わせられる業務ばかり精を出し、他の能力を鍛える機会は蔑ろにしたとしよう。
それは仕事に限らず人生全般でも。
そうなると、今まで以上に彼の能力は理系能力に偏り、他が駄目になる、つまり、能力が極性化する。
このような事象を【能力極性化】と名付ける。


この男の場合、女にモテたくても、そのための正攻法な手段であるコミュニケーション力は元から駄目だったのに鍛えてないため尚更駄目だ。
それは 性欲だけでなく自己顕示欲や承認欲求や評判も同様に正攻法は駄目だ。
しかしながら、金や地位に物言わせれば、女性の歓心を得たり、自己顕示したり、(所詮上っ面でも)部下や親類から承認欲求充足的な対応を得れるため、それを正攻法の代わりに出来る。

このような事象を【成果代用】と名付ける。

定義は、『何らかの欲求を満たそうとする手段として、正攻法の代わりに成果によって得たものを代用すること』。


そして、【能力極性化】と【成果代用】の2つから、一種の無限ループが起きる。しかも増長しつつ。
単純な例をば:

【能力極性化】してしまった人が【成果代用】により欲求を満たすことに必死になる。
→ 【成果代用】に必死になると益々【能力極性化】してしまう。
→ 【能力極性化】すると益々【成果代用】に依存しやすくなる。
→ 【成果代用】に必死になると(以下、延々と繰り返し。

他にも助長要因は有る、ややこしいので省いたが。
例えば、自分に都合の良い価値観の正当化と露骨かよ言うか、正攻法を蔑ろにして成果や金や地位を妄信する考えが強くなると共に、(なまじ偉くなったので)露骨になる、そうなると普通の人からはますます避けられて上手くいかない反面、相応の連中(水商売、金に群がる女、太鼓持ちの部下等)からは好かれるため、益々成果に物言わせる動機が増し、益々必死になると共に、普通の人生や価値観には戻らないことが絶対化する。


正当化と露骨化による無限ループ

前述のような無限ループは別の経路でも発生する。

パラパーは、ただでさえ人格が良くない人が正攻法を蔑ろにして成果を妄信するため、価値観や言動も相応になるのは当然の流れだ。
金や成果に物言わすことの正当化、仕事が出来てさえいれば何でも許される、女性や同僚は資質関係無しに迎合すべきだ等々。
しかもなまじ権力を持ったために自信が付き、露骨になる。

そうなると尚更一般人から嫌われる、勿論、尚更正攻法で上手くいきにくくなる。
それとは裏腹に、金や成果に擦り寄る連中からは今まで通り好かれる、むしろ彼らは当人に金や利権をもっと出してほしいので、歓迎するだけでなく正当化する考えも助長する。
その両者のギャップは尚更になる。
当人は自分に都合の良い方ばかり考えたがる、つまり迎合する方ばかりかりだ。
そうなると益々一般人から………以下無限ループ。


このような正当化は彼らを識別する方法でもある。
パラパーと言う程でもない人の場合、たとえ成果や金や地位に頼る節は有っても、色恋や承認欲においては正攻法の村長は維持し、成果や金や地位を妄信する考えにはならない、そして逆も然りなため、それで識別しやすい。


能力や人格の細かい分類

能力の癖において、偏重型、欠陥型、半端型の3つに分かれる。
能力の種類は、理系(主に技術職)、体力や気力(ブラック労働)、インモラルさ(悪徳営業等)、他、簿記等の「記憶力が重要な資格」等、多種多様。


偏重型とは、並以上の能力の種類が狭いタイプ。
有りがちなのは理系偏重で文系が駄目な人、それだと技術職により金を稼ぐ能力は十分だが、色恋や承認欲求は駄目なため、そのギャップにより逆説的成果への動機が増しやすい。
理系以外でも、コミュ力や気遣い能力にならない能力全般が該当する。

悪徳な方法も含む、本来凄く冴えない男なのに、悪徳な方法で稼いで、それで水商売や「モラルが低くて欲の深い女」相手にモテる方法。


欠陥型は、能力の種類は狭くないものの、何らかの欠陥が重度で、そのせいで正攻法がうまくいかないパターン。
欠陥の種類は能力だけでなく人格や容姿も含む。

人格の典型例はホリエモン、餃子屋事件、本当に前科者、暴言等の素行の悪さ、アレでは正攻法では上手くいかない、金の後ろ盾無くして本人の資質だけで好むなんぞ居ないだろう、だがしかし成果を上げる能力は優秀で、金や地位実際に凄い、それを物言わせられる、そのギャップ故に意欲も高くなるし、思考全般も「そういう状況」を正当化するものになる。

これも悪徳な方法も含む。


半端型は、長所の能力が半端で他全般も凡庸な人が、周囲(特にライバル)を上回るために必死になったり、(正攻法ではイマイチなために)金や地位に頼る効果が他人よりも遥かに高いために、結果的に高い成果を上げること。

そういう会社の傾向は裁量でブラック労働がしやすいもの、逆に、コンプライアンスが上出来な会社は彼らの裁量の余地が乏しいし、ブラック残業では高評価されにくく出世も乏しい。

多く発生しやすいのは営業マンだろう、勤務外時間も裁量に費やしたり、低評価されない限りの悪徳さで行う等の余地が豊富だからだ。

そこまで優秀でもなく、色恋の能力もイマイチ、それでも欲望やプライドだけは一丁前な人が、色恋や自己顕示欲は正攻法では周囲の同僚に劣り、金や地位を頼りに凌ごうとし、そのためにブラック労働もインモラルさもお構いなしで、結果的に同僚より高い成果を上げること。


能力の種類だが、あくまで筆者が世の中を見渡した限りだが、理系が圧倒的に多いだろう、その主な原因は「多く稼げる仕事」の供給量が圧倒的に多いことで、さらに精神の負荷や危険さ(←物理的・法律的双方含む)も少ないため長期残りやすいからだ。
それと、往々にして文系能力が欠けているために正攻法での色恋がうまくいかないこと。


中小の製造業では頭数的に発生しやすい事情が有る。
※重度さは程々。
同じ職務を何十年も続けやすく、裁量でブラック労働をしやすく、そして会社の規模の小ささや給料の低さ(=優秀な人が辞めやすい)相応にライバルのレベルが低いし、元の技術力が比較的低いため並の能力でも改善の成果を得やすいこと。
一生懸命な反面、純粋に職務が好きかは怪しというか、仕事への感情や社会貢献等の仕事のことよりも自分の偉さや凄さを語りたがり、後ろ盾にして大きな態度をしたがり、それで女性に絡みたがる等、不純な節が多く垣間見える様相。


軽度についてと、パラパーの基準

軽度なら人間の半分位で発生する。
多くの人は得意な能力を活かせる仕事に付きがちで、それによってその能力の向上は伴う反面他が育ちにくいのと、長所で得た金や地位はモテ力や承認欲求にの足しになって、それが成果を上げるわけだから。
しかしながら、メインにしようとしないし、たとえ苦手な事でも正攻法を重視する。

例えば、理系偏重気味で会話や気遣いが苦手な男でも、まともな人格ならば女性から好かれようとする際には会話や気遣い等の正攻法を重視しする。
また、成果で得た金や地位を利用するにしても、それをメインにする程にはしない。
この程度なら大抵の人には有るわけだ。
だが軽度だ。
線引きは具体的には、成果によって得たものをメインにすることと、正攻法を蔑ろにすること。


パラパー呼ばわりすべかの基準も絡む。
まず重度であること。
そして【成果代用】を続けるようになった人がパラパー。


関連する心理の例

パラパーが抱えやすそうな心理を挙げていく。


■偏執性コンプレックス
長所だけを評価された場合とと総合的に評価された場合のギャップが激しい人が自分の評価基準に偏執すること。
当人の自己評価基準は長所偏重で高い反面、周りの評価基準は資質全般なために良くないため、そのギャップによりコンプレックスを抱く。

そのコンプレックスを解消する方法だが、仮にまともな人格なら短所の改善だろうが、パラパーになるような人格なため、地位や名声によって強圧的に長所基準にさせようとし、そのための地位や名声を得るために益々成果に必死になる。


■正当性コンプレックス
主に、成果を挙げても、他の能力全般や人格が劣るせいで、周囲の態度や評価が思わしくないため、そのギャップにコンプレックスを抱くこと。
さらに、水商売や子飼いや金目当て女性等は(所詮上っ面だが)当人の希望通りにしてくれて、当人がそちらを当然視することにより、コンプレックスが尚更になること。

これに対する対策もパラパーらしいもの。※前述と同様のため省略。


■補償性コンプレックス
心理学用語の補償と似たもの。
強くパラパーになる程でない人が、他者全般に強制的に己を高評価させれない代わりに、自分自身や限られた友好対象だけに求めようとし、そのために地位や実績を確保しようとすること。

例えば、零細企業でそこそこの役職が付く程度だと、まともに金や地位に物言わせるには足りないものの、「○○製造の第一人者」等ような地位や実績には足りて、それを代わりにしようとし、そのために特定の職務に人生を賭けるくらいに必死になる。


あとがきを2つ

パラパーと言う俗称を作った理由には、彼らに穏便に距離を置いてもらうべきということがある。
彼らは往々にして害悪だ、権力や地位を盾にして悪い人格に寄る言動を撒き散らすのと、成果に対して必死過ぎるがゆえに害悪な手段に走りやすいので。
最低限、周囲にプラスにはなりやしない。
ならば、出来るだけ追い払うべきだが、その方法にパラパー呼ばわりすることが有る。
彼らは往々にして自尊心だけは一丁前だ、何せ、成果や地位や長所を基準にして高い自己評価だから、そして、その基準を周囲に求めたがる、 そのため、軽く扱われることを特に嫌うだろう。
………その有効な手段がパラパー呼ばわりだ、彼らは自分がその対象ではないかと懐疑的になるだろうし、凄く耳障りだ、その反面、金や成果になびく人達は今まで通り自分を幸福にしてくれる。そして彼から率先して他の人を避けてくれる。


筆者は必ずしもパラパーになることが駄目だとは思わない。
何せ、パラパーになることによって幸福度が向上する人達は世の中に多く居そうだから。
所詮金や利権目当てと言えども、それすら無い人生をりも遥かに幸福だろう。

だがしかし、それで得られるものと得られないものの種類を見極め、得られないものを割り切り、得られるものに特化する方が要領が良い。
それどころか、得られないものに拘るのは要領悪いのと、トラブルの元だ、例えば出世の頓挫や金銭トラブルや色恋の事件。

その例をば、この道の大ベテランの堀江貴文氏のツイートより:


文章では「稼ぐと自身がついて」と有るが、それは裏を返せば稼ぎが無いと自信を持てない、稼ぎ以外に自信の元になるものが無い、その程度の資質ということだが、そのような人はパラパーに適する、所詮金による虚飾と言えども何も無い人生よりは随分向上する。

「金で女はついてくる」と「愛がお金では買える とは言ってない」、つまり、前者は得られるものの後者は得られない、 それでも恋愛や結婚や小作りは十分可能で、風俗でない女性とセックスも出来、歓迎的な対応を毎日してくれる女性を得られる、たとえそれが成果や金目当ての上っ面でも、無い人生より遥かに良い。

それと、ついてくる女は金重視の女だけだが、女は囲えれば十分なため、それで事足りる、また、全ての種類の人間も同様だが迎合しない人達は黙殺して迎合する人達で満たせばいい。

人生全般、手に入る種類は限られている、満たせる種類で割り切るべきだ。


【書庫】 【TOP】