すきやきっちのコンカフェ論 コンカフェのライブ関連の状況(2026年1月)
〜〜〜多様化と双方向化〜〜〜 


お断り

大須コンカフェ・栄コンカフェを基準に書いている。


はじめに

最近のライブ系は昔から有るようなものだけでなく多様化している。
例えばライブは店内よりも別の場所の方が多い、地下アイドル側が母体、会話の方がメイン、他のコンカフェによるライブ企画等。
それは組織だけでなくキャスト個人での動向もで、キャストのコンカフェ兼業や、地下アイドルのコンカフェ兼業も増えている。
従来から稀に有ったゲスト出勤も頻度を増していた。
それは双方向化でもある。
従来のライブ系はコンカフェ業界側から発生し、それが地下アイドル等からライブ需要を取ろうとする様相だったが、近年は逆側と言うか、例えば地下アイドルがコンカフェに進出する場合等も発生。


活動種類一覧


■コンカフェ派生ライブ系
昔から有るようなライブ系は派生元によって2つに分かれる。
それは単に派生元だけでなくライブ開催場所や文化等もだ。
この分類共通点は「ライブ活動は原則自店舗」「店は外部からの進出ではなくコンカフェ側から派生」「キャストも原則のプロパー」
補足、一部にはキャストが過去に地下アイドル等をしていた場合も有るが、その縁は特に利用していない。

◇主な該当店舗は、アビスラポルテ、めいどりーみん、あっとほぉーむカフェ、MAID MADE、メイドロックカフェ。

◇上記の前の方ほど古参であるのと、会話の重視度が低かった。そして逆も然り。

◇ライブは原則店のみ。※地下アイドル派生は逆。
メイドロックカフェはキャストがロック系の活動を兼ねることも有るとのことだが、店の活動としては店のみとのことだった。

◇店もキャストもコンカフェ派生なため、地下アイドルの文化の継承は全然無かった。

◇呼び込みが盛んなのもほぼ共通する。行わないのはリボンの宮殿だけ。
しかも(詳細は伏せるが)MAIDE MADEとメイドロックカフェ以外は高額報酬の裏打ちが無いうえでだ………コンカフェ嬢の呼び込みは良からぬ男とどもに絡まれやすく(しかも護衛無し)精神的負担が特に酷い、それが低報酬でだ。尚、この件は彼らの盛衰の伏線でもある………実力の有る子は、そのような低待遇高負担の度を越した店よりも他に行きやすい、そして人材流出、店の勢いが激減。


■地下アイドル派生ライブ系

キャストが地下アイドル等の外部からの進出。
キャストは原則地下アイドル経験者で、店の方針でその集客力を利用する。
補足、一部には地下アイドル未経験も居たが、その場合でも母体は地下アイドル関連で有るのと、そちらの活動を軸に素売ることは変わらない。

主な該当店舗は、AMASTAGE、Flower Fam、創業時の「のすたるじあ」、夢番地。

◇自店舗内にライブスペースが有ることは共通するが、全般的に店内ライブよりも他の方が高い。
差は大きい、AMASTAGEは程々の頻度で行うとのことだったが、Flower Famや夢番地は不安定で極小頻度の様だった。

◇以下、各店の運営事情。
AMASTAGEは女子大生アイドル団体が母体で、そちらがメインだがライブ系も兼業。
Flower Famは特に母体は無いようだが店長が現役で、現在はアイドルキャストばかりとのことだった(創業時に聞いた時は半分位アイドル趣味程度で自分でやらないキャスト)
夢番地はアイドル運営が母体で、キャストの殆どは地下アイドル、ただし最近はアビスラポルテ(典型的ライブ系)の転生2名組みが入る等、大須コンカフェ側からも取り込んでいる。
「のすたるじあ」は創業時は夢番地の系列で、キャストは半分が母体派生で残り半分は当店のプロパーとのことで、(あの店は二階建てだだが)1・2階で凡そ住み分けされていたようだ。今は夢番地関係無くなったとのこと。


■準ライブ系
一応ライブスペース等は有るが、開催頻度や質やサービス体系的に、ライブ系に含めるには度合いが低過ぎるもの。

該当は、リボンの宮殿、レイノセレステ、栄のホイップカフェ、ブルメン(伏見、廃業)。

◇以下、具体例
リボンの宮殿の場合、(キャストの差が大きいようだが)全般的に曲数は乏しく、歌わずに踊りだけ、その一方で会話の量は殆ど落ちず、会話の質は大須コンカフェ平均よりは上だった。※あの系列全般、会話の質は平均より高い方だった。
レイノセレステはライブスペースが有り、一応アイドルキャストは居たが、実際には殆ど稼働していなかった。
他の2店は開催意欲を口にしていたが、定期的な開催予定はなく何かの機会でやるとのこで、その機会を詮索したが乏しそうだった。


■他のコンカフェ店舗によるライブ系進出。

ライブ系の機能は持たない店がライブ系企画によって進出するもの。
細かく分けると、コンカフェ界隈による企画と、ライブ業界のライブ企画への参加。下図は前者。

最近は前者が増えてきた、代表例は「大須コンカフェスタ」、ググれば最近のが出てくるはず。
例として一回目の参加店舗等:リボン系列2店、CC系列3店、シュガスパ系列1店、シャルロッテ、コンカフェ関連業者兼客の某人等(ぽかぽか)。
現状4回目まで開催、他の企画も有るようだが同じ名前で安定してないので言及除外。
※他は不安定そうで個別言及価値無し。

◇こういう連携は、大須コンカフェ界隈の店舗間の交流事情が浮き彫りになるものだ。
まぁ………本題ではないので簡潔に言うが、ライブ系の店やライブ進出意欲が高い店なのに参加できない店は、日頃の大須コンカフェでの交友関係の噂も相応なのと、オーナーや店の評判も相応だった。

◇ライブ業界への参加は昔から散発的に有る。
それはコンカフェ界隈の交流状況とは関係無い、そのため「外れ者」も参加可能………まぁ、こちらばかりの店は(以下同上、略)。

◇活動頻度の割の影響力は凄く大きそう。
こういう活動は本来ライブ系店舗が取れる客や金を奪っているのだが、投入されるキャストのレベル平均はかなり高かった。それと、ライブ系にも興味を持つ客がライブ系に進出することの抑制でもある。


■コンカフェ嬢個人での地下アイドル進出。

店が大して関与してないパターン。
まぁ、大須コンカフェと栄の一部のコンカフェ嬢の2%位(千数百人居るうちの20〜30人)がまともに該当するだろう。
店によっては一時的に複数名になるが、店が大して関与しないのは同じ。

実態が掴みにくい。店のアカウントでは特に何も言わない場合も多いし、言う場合でも店は特にいわないため探すのは面倒。


■地下アイドル等の個人単位でのコンカフェ進出

地下アイドル派生のキャストの一部はライブ系ではない店に散在していた。
店は特には関与してなかった、ま宣伝で協力する程度は有るようだったが、大体的な事は無かった。

特に実態が掴みにくい。ネット上で何も情報が出してない子も珍しくなかったため、実地調査しない人は殆ど掴めないだろう。
ただ、イイネ営業は熱心なようで、筆者自身もライブ系への店舗の参加等をした際に相応のキャストからのイイネが増えたため、相応の客へのイイネ営業は多いと推測。

実数の割の影響力は凄く高そう。彼女らの営業の影響は彼女達個人だけでは済まず、所属アイドルへの営業でも有るし、その母体の活動全体への波及でもある。
そのため、言わば、彼女達はライブ系の客をコンカフェから地下アイドル系へ奪う起点でもある。 


多様化

まず、従来のライブ系では無かったこと各種を挙げる。

◇店以外でのライブ活動。
地下アイドルから派生した店全般は、以前から開催している方法でも行う、全体的にはそちらの方がメインだ。
他のコンカフェ全般はライブハウスを借りて行う。

◇ライブがメインでない。
従来型のライブ系はライブ頻度なりに会話の量が落ちるだけでなく、キャストの能力もで、会話能力は落ちていた。
だが、例えばリボンの宮殿は、ライブの頻度は申し訳程度、それは会話の量がほとんど減らない事でもある、それとキャストの会話能力は他店平均以上は有った。
メイドロックカフェは、ライブの質自体は良かったが、頻度を伺ったところ定期開催は休日等に数回、時間の殆どは普通に会話だ。

◇キャスト個人による活動。
店が協力する場合も有るが能動的に動かず、キャストを宣伝面で応援する等の受動的なもの。

◇母体がコンカフェではない。それは文化も。
ほぼ完全に地下アイドル。そのため文化も地下アイドル寄りになる。
ただ、繋がり禁止やアミュ等は凡そコンカフェ的ではある。


このような多様な手段は、それぞれ程々の規模ながらも着実にライブ系需要を削り取っている。
相応に、自店舗ライブ開催の優位性は低くなった。


双方向性

従来のライブ系は、コンカフェ側から派生と言うか、母体は地下アイドル等の他ではなく純粋にコンカフェ側であり、キャストも原則プロパーだった。
それに伴い、コンカフェ側は地下アイドル等のライブ需要を奪うのみで、逆パターンの地下アイドルがコンカフェ需要を奪う動きは無かった。
だがしかし、最近は逆側が増えた。
さらに、地下アイドル側の人材もやや強力なのが多く、尚更競争が厳しい。


さらに個人単位でも進出している。
コレは従来型ライブ系視点で凄く厄介だろう、何せ、実態が掴みにくいからだ。

まぁ、筆者は凡そ把握したが、それは大須コンカフェ中の店舗を回りまくったからだ。
だがオーナー視点ではそうはいかない。
例えば、セレネの代表取締役のように(大須コンカフェの代表者ぶるくせに)他店に全く巡回していようでは何も掴めてないだろう。
そして、ただでさえ地下アイドル側がキャストや客を奪い時流なのに、実態の分からない存在(個人進出)が尚更奪っていく。 


盛衰の要因

要するに、運営手法は小さな要因となり、最大の直接要因は金銭面が高い人材の獲得、根本的には待遇。


ライブを店舗内で行う手法は多数の進出により既存勢力の優位要因でなくなった。
さらに、他の多様な手法が着実に伸びていることから、既存の手法すら優位性は程々になった。
その分、相対的にキャストの価値が重要になる。
キャストの奪い合いの相手は地下アイドルもだ、実際、直近のアビスラポルテのエース(役職:エトワール)2名は地下アイドルに移った。


キャストの質の確保のためには根本的に待遇が重要だ。
それに関して、コンカフェ派生ライブ系の待遇と盛衰を比較してみた。

補足、下図内の【当然レベル強調】とは、チェキの手当等のどの店でも当たり前な待遇をあたかも待遇充実のように強調する様相、その程度の待遇を「好待遇の根拠」とすることからして実情はお察し。
  最低時給 呼び込み 待遇や報酬の主張 アミュの勢い(≒キャストへのバック報酬) 盛衰
アビスラポルテ 1100 高頻度 当然レベル強調 低かった 昔からアミュの勢いは低かったが金銭価値の高いキャストの離脱により尚更、最近は動員すら金曜夜に通し人数(13〜22時)で2〜3名が珍しくなくなった
あっとふぉーむかふぇ 1150 無し 当然レベル強調 低かった 鳴り物入りで進出してきたが結果は並。予約システムを用意したが殆ど利用無し、普通の土日の昼過ぎに客が数名並ぶ位
めいどりーみん 1250 高頻度 当然レベル強調 中程度そうだった。その分報酬は低い店よりはマシだろう 3店舗から2店舗に減った上に(両店とも2階建てで)両店とも片方の階は殆ど稼働無し。それでも上記2店と比べたら勢力大
MAIDE MADE 1250 程々 同分類他店より上 平均より上そうだった 伸びても衰えても無く維持。しかしながら、客の金銭面は昔から平均よりは少しは良い方だった。動員も店の広さ相応で維持
メイドロックカフェ 1400 程々 高いバック率を宣言 高い、享楽系な金遣い。その上でバック率が高い 新店舗で順調に定着した。客のアミュの勢いは特に高かった

尚、現在の愛知県の最低賃金は1077円だ、アビスラポルテはギリギリだ、しかも、義務の呼び込み(変な男に絡まれる心的負担がきつい)と、ライブ系のため無賃金での練習、勿論コンカフェ全般における無賃金労働全般も有る、その上で最低賃金ギリギリで、さらにアミュの勢い(≒バック報酬)まで乏しい。
その一方で、夢も待遇も遥かに良いコンカフェや地下アイドルは幾らでも有る。
いくら企業側が夢を盾にして低待遇を強いようとしても、価値の高い人材には夢と待遇を両立できる行き場が有るため、価値の高い人材ほど去れれるのがオチだ。
実際、転生したのは直近のエース2名だけでなく他の金銭価値が並以上のキャスト達もで、その中にはライブ系も有った。

まぁ、客の頭数はそれほど減ってなかった、何せ金銭価値の低いキャストほど他に行きにくいため低待遇でも残りやすいため、相応の客というか暇有金無しも残りやすいからだ。
しかしながら単価面はまともに影響したようだ……この台詞は、エース2名が去った後のアビスラポルテに少しの間通い続けたうえで言うてるのだ。



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