クラスター発生状況に関する、生データに近い資料(群馬県統計)の解析
■先に結論をば
●主な感染源は医療福祉関連、感染者数ベースで55%、件数で46%。
●不要不急系は主要因には程遠い。
色々な不要不急系を飲食店という括りで一緒くたにされても15%だけ。
※他の資料からして、『ただの飲食店や居酒屋』(リンク先の最初の図の濃い青色)は、そういう括りの中の数割だけ。
●テレワークの必要性は全然出てこない。
職場系で何らかの業種職種等が出てくるのは、工場・調理場等のテレワーク不可能な場所のみ。
●職場感染も多く(23%)、間接接触しやすい業種職種に偏る。
■本題
一般人でも自由に参照できる『生データに近い資料』が見つかったので、解析した次第。
元の資料は、 群馬県
- 県内におけるクラスター発生状況について (pref.gunma.jp) の8月13日時点のもの。
この記事を並び替え(この記事下端に貼る)ジャンル別に集計した結果が以下。
分類 | 感染者数 | 感染者比率 | 件数 | 件数比率 |
医療・福祉系 | 735 | 55% | 45 | 46% |
職場系 | 295 | 22% | 23 | 24% |
飲食系 ※1 | 199 | 15% | 17 | 18% |
教育系 | 100 | 8 | 7 | 7% |
その他 ※2 | 117 | 9 | 5 | 5% |
合計 | 1329 | 97 |
※1:他の不要不急系が無いため、それらが一緒くたにされている模様。
※2:教会での80人を含む。
●職場系で出てくる具体例
部品工場や食肉上場などのテレワーク不可能なものばかり。
それと、間接接触(同じ物を触る & 汗や水を伴う)が発生しやすい事業所の傾向となった。
■解析用に並び替えたデータ
エクセルの資料もおいておく。